八景の表は風が吹きすさんでいます。
 
八景のマスターです。

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八景のステーキはカウンターの前の鉄板で焼いてくれます。

 
程よくレアに焼けたのをオロシ・ポン酢でいただきます。

 
オードブルは牛刺しとタタキとしぐれ煮でした。



メインの前には鱸のソテーが・・。

最後にはガーリックライス、それにフルーツと珈琲がついてます。
昨年12月も半ば近く、クライアントの工場で
新商品のブリーフィングがありました。
同行したのはいつもお世話になっているコピーライターのK君。
行き先は滋賀県の水口町です。
栗東インターから小一時間ほど走ります。
ちょうど寒波が来た日でとても寒い日でした。
ちょうど昼前に近くまで行きましたので、
当然のことながら、「昼飯は何にしよう??」と
いう話になりました。
『うーん、近江の国やから、鴨鍋やな』
ということでロードサイドの鴨鍋とのぼりが
強風にはためく店に入りました。
残念なことに鴨鍋は夕方の5時からとのこと・・。
仕方なく一品で鴨の料理
(酒のおつまみのような味噌焼きとおろし合え)、
K君は鴨汁のザル蕎麦、私は鍋焼き饂飩を頼みました。
内心『うーん、鴨にはサワリだけで逃げられたか』
とつぶやき約束の時間に遅れないように工場へと向かいました

久しぶりに製造の現場を実感しました。
見事なまでにコンマ何秒という精密さでコントロールされたライン
が、機能的なレイアウトで大音響と共に狂いなく動いています。
しかし手作業はきちんと残っていますが作業工程は少なく、
温度や時間の制御、力仕事は全てコンピュ―タで
コントロールされています。
あたりまえの昨今の工場ですが、
目の当たりにして高度成長期の日本を支えたシステムに
思いを馳せていました。
普段なかなか見ることの出来ない工場を見てなんとなく
感動を覚えました。
この感動は以前私達のクライアントである
淡路島の瓦メーカーさんの工場を拝見して以来でした。

こんな時にいつもエジプトのピラミッドや中国の皇帝が造った
偉大な建造物は、人間力というか奴隷力で創ったんだなぁ・・・
なんて思ったりします。

水口町は滋賀県でも東端のほうで、少し行けば信楽に入ります。
とても寒いところです。
工場はだいたい6℃か7℃くらい、隣接する打合せに使った休憩室
も8℃くらいで、同じようにブリーフィングに参加した方はコート
も脱げない状態でした。
夕方近くまでの時間が充実した説明で終わり、
帰路につく頃は外の気温は2℃でした。
その中をK君の車で帰ります。
工場から帰る人たちでけっこうな渋滞です。
これから名神、阪神高速と渋滞だろうと話しながら、
『確か、来た時に近江牛の店があったな・・!?』と
話し始めます。
「ありましたね、行き過ぎましたかね」とK君。
『こんな寒い日は栄養つけて帰ろう』
「よろしいですねぇ」(メチャにやつく)
ということで入ったお店が《八景》さんでした。

少し奮発して7000円のコースを頼みました。
人のよさそうなマスターと娘さんが家庭的な接待です。
冷えた身体もあったまるアットホームな雰囲気の
レストランでした。

『これで、鴨を少しと近江牛を制覇したなぁ』
「いいですねぇ、遠方取材も・・・」とK君。

写真は《八景》さんのコースです。
草津や近江のほうに行かれたら、国道1号線を
水口のほうにまっすぐ。
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滋賀県栗太郡栗東町380−1グリーンビル一階。