2002.12.31 昨晩実家に帰った。今日はまず自分の部屋の玄関用お正月飾りを作る。 ちょっと小物がたらないなぁと思ってたら、父が『ジャスコに売ってた』というのでお買い物に。でもどうも一緒に行く様子、うちの父は買い物好きなのだった。 午後はおせち作りの助手、ちょっとひと休みしてお抹茶をいれてもらう。母方の祖父は私が 幼い頃に亡くなったが、ものを作るのが好きな人で、今使っている茶さじは祖父が作ったものという。私がものを作るのを厭わないのはいくぶん祖父の影響かもしれないと思った。 夜は手持ち無沙汰で、紅白歌合戦をほぼ完全に見る。Gackt素敵と思う私に、親は『やっぱりキムタクはかわいい』と言っている。ふーん、大晦日ですなぁ。
2002.12.15
お弁当の話。私が子供の頃、お弁当というのは数種のおかずでごはんをたくさん食べるという考えが主流だったように思う。お弁当箱も1/5がおかず、残り4/5がごはんのスペースに分けられていた。 おかずは鮭やたらこ、卵焼きにウインナーと決まっていて、今のように『お弁当のおかず』で料理本コーナーができるようなこともなかった。 しかし、母のお弁当は凝っていて、私は子供ながらに感心していた。 特に遠足の時のおにぎり。おにぎりに海苔や薄焼き卵をまいて服にみたて、豆や人参や山椒の実などで男の子と女の子の顔を作っていた。春にはお雛様にみたてたものもあった。 すごいと思ったのだけど、まわりのお弁当からは浮いていて、自慢するというより隠しぎみに食べたのを思い出す。 うれしいのだけど困惑、子供ごころはむつかしいのだった。
2002.12.12
日帰りで東京に行った。行きのJALの機内誌で『伊勢丹本店で栗原はるみフェア開催』の記事を見つけ行ってみた。 会場はトークショーが終わった後ですごい熱気。レジには関連グッズを買う人の長い列。 さすがえらい人気やなあと見ていたら、栗原はるみさんが著書購入者にサインしているのを発見、私も並ぶことにした。これまで特別にシンパではなかったのだけど、サインを求めるひとりひとりに話をし丁寧な対応をしている栗原さんに シンパシィを感じた。 帰りは久しぶりの新幹線、6時の「のぞみ」はみんなお弁当とビール。ふと気づくと見知らぬ人と隣合わせに座り、お互いに黙々とお弁当食べているのってヘンな感じ。かといって話かけるのもなあ、、、。ちょっと悶々としてしまいました。
2002.12.7
以前の同僚の結婚披露パーティ。夫婦って組み合わせなんだ、としみじみ思う。 機嫌よく帰りお洋服を片付けていて気づいた。げっ、ファスナーのところに値札の糸がついたままだった。 値札こそついてないもののかっちょわるー。 私は沈着冷静なタイプの人間に分類されると思っているのだが、こういう失敗は多々ある。 半袖セーターの袖口からシャツをだしていたり、Tシャツを前後逆に着ていたり、表裏逆に着ていた事もあった。 その時は道を歩いていて表裏逆なのに気づき、物陰であわてて着直した。気づいてない時はみなさまどうぞご忠告くださいまし。(しかし物陰で着直すのはいかがなものかと今思う。)
2002.12.6
この時期気になるのは来年の運勢、というわけで占いに行った。 実は11月にも占いに行ったのだが『大殺界・八方塞がり・散財の相』という結果だったので今回は仕切りなおし。 気に入らなかったらもう一回行くわけ?それでも占い?と言われそうだが、それでいいのです。 私にとっての占いはほとんどカウンセリング。求めている答えは自分の中にあり、その答えを引き出すためのもの。 自分がやりたいこと、知りたいことをはっきりさせるために占いに行っている。そして今回の結果は前向きなものだったので納得したのだけど、これってやっぱり『あたり』がでるまでくじを引いているってことかもね。
2002.11.12
習い事チャンピオンの私、着付け教室に行く。 当初の先生は病気降板、ピンチヒッターの先生はちゃきちゃきした親戚のおばさんタイプで、マヌケなことをしていると 『何してんのん!』とどやされる。 着物を着た後ではわからないが、着付けにも流派があり、それは使う道具の違いと言える。 今習っている先生は古典派ともいおうか、昔ながらの道具(つまり紐を多用)でぴっしり着ましょうという主義。 でもうちの母も持っていない伊達締めを使うから新しく購入しないといけない。 流派関係なく、それぞれの人が持っている道具でちゃんと着れないものかしら、着付け素人の私は思う。 まだ着物をきるところまでしか習ってなくてこれから帯結びを習う。 映画「たそがれ清兵衛」では宮沢りえの着物姿が よかった。江戸時代の武家の奥方流っていう着付けの流派ないかしら。
2002.11.11
NHKの連続TV小説は朝の時間の区切りになるので、作品の好き嫌いに関係なく見てしまう。 「さくら」にはずいぶんイライラさせられたが、今放映している「まんてん」はストーリー展開と脇を固める俳優がしっかりしている。 ヒロインのファイティングスピリッツと宇宙飛行士になりたいという夢にはいささかあきれてしまうが、氷川きよしもちゃんと演技し(太田裕美はもういい)、朝ドラとして正しいのでは? でも見ていて一番感情移入できるのは藤井隆の役かなあ。 ところで前に聞いたのだが、宇宙飛行士になるには虫歯が1本もないことが条件らしい、宇宙に行くのに虫歯は致命的らしい。大気圏を出るときむちゃくちゃ痛むのか、無重力状態のときあかんのか、うーん、なんでやろ?
2002.11.10
元町から坂をのぼり、お弁当持参で「職人講座左官編」に行く。 旧神戸移住センターのCAP HOUSEでは好奇心を探求するさまざまな講座CAP STUDYを開講している。 左官編第一回めの今日は、モルタルを平らに塗り床を作る技術、三和土(たたき)を作る技術を職人さんから学ぶ。 生徒は5人、どういう理由で習いにきたのかちょっと気になる。そういう私は今度引っ越すとき、左官のワザがあれば チカラになりそうな気がして参加した。(でもどんなところに引っ越すつもりなのかしらね) 三和土は山の土に水をあわせ、その土をたたいて固める。 土をさわっていると心がなごみ、みんなもすごく楽しそう。 左官職人さんは、昔ながらの木と土と紙でできた日本の家がいかにいいものかを教えてくれる。 今ではとてもぜいたくなものとなったが、土の壁や床、土間のある暮らしの心地よさを再認識する日となった。
2002.11.9
英会話に行く。夏のアメリカ旅行で英語力のなさを痛感し、9月から週1回のペースでレッスンを受けている。 先生は外資系製薬会社で役員秘書もした才色兼備の日本人女性。 過去に数回外人の先生に英会話を習ったが、 外人の先生はわりに生徒に甘く、まじめにやらなくてもなんとかなったりした。 しかし今回は違う。個人レッスンということもあるが、ひとつひとつの課題は私ができるまで次に進まない。 我ながら今までになく熱心に取り組んでいるものの、英会話「聞けない・話せない・書けない」3重苦のへレン・ケラー。 いつになったら"wa,water"って言えるのかしらねえ。先は長そう、、、がんばるわ、、、。
2002.9.13 木場にある東京都現代美術館に「横尾忠則 森羅万象」を見に行く。 グラフィックデザイナー・イラストレーターとしての作品、および画家としての作品を通じ、40年以 上に及ぶ活躍の全貌を総合的に紹介する回顧展だ。 横尾忠則は昔から好きで、展覧会にもよく行っているので、絵を見ていると、その絵の描かれた 時代とその時の自分がなつかしくなったりもした。 展示室一面に貼られた滝のポストカードにも驚くが、すべてに、これでもか、これでもか、という ような溢れんばかりのエネルギーを感じる。アートのチカラは宇宙のチカラ。 『美は愛を具現化したもの』という横尾忠則の新しい本、平凡社新書「横尾流現代美術」もおもし ろいです。
2002.9.12 巷でウワサの丸ビルに行く。 朝11時の店舗オープンを待つ人いっぱい。 お昼に用事があったのでコンランショップと地下の食料品売場を見てすぐ帰ったのだが 上階のレストランに行くエレベーター待ちの長い列ができていた。 用事をすませ小田急「鶴川」へ。 旧白洲邸武相荘は、東京郊外の街なみ、ユニクロの角を曲がると現われる。そこは人と自然が長い時間をかけて一緒につくりあげた空間、他とは違 う空気がながれる。 長屋門、庭の木々と竹林、茅葺きの母家、あちこちに自然体でおかれ た骨董、何もさわるところがない「完成」した場所だ。 なかでは「白洲正子のうつわ展」をしていた。白洲正子が選び愛した器は、静かでしっかり した存在感があり、すべての器がこの家に、空間にしっくりなじんでいる。 そして『骨董は使ってみなければ』という白洲正子の言葉どおり、何か盛ってみたいと思わせるものだった。
2002.9.11 東京に2泊の予定でやってきた。 『最も予約のとれないレストラン』といわれている「レストランキノシタ」でディナー。うふふ。 この9月に移転したばかりの新しい店内は以前よりも洗練された印象。 でもスタッフの対応やディナーコース3800円〜というお値段は以前と変わらぬ親しみやすさ。 そしてその味は、厳選された素材の旨みをいかし、それだけにおわらず、フランス料理の枠をこえ食べる人の気持ちにはいってくる。 シェフ木下和彦さんの本は幻冬社から出版されている。その本の「はじめに」を読んだだけで、 「レストランキノシタ」がどういう店かわかり、予約をとりたいと思うのではないだろうか。
2002.8.17 朝からホールフーズマーケットに行き、オリーブオイルの講習会に参加する。 オリーブオイルの歴史、世界のオリーブオイル、製造や特徴についての説明を受けた後、 10種類のオリーブオイルをテイスティングする。 匂いをかぎ、パンに浸して味わい、印象をメモする。次をテイスティングする前にスライスしたりんごでお口直し。最後に10種類のオリーブオイルの解説をしてくれる。 ギリシャ、スペイン、イタリア、モロッコ、カリフォルニアのものがでていたのだが、場所だけでなくオリーブの種類や製造方法などによって大きく差異がありおもしろかった。 その後スーパー内をゆっくりゆっくり練り歩きお買い物、ホールフーズマーケットは何度来ても楽しい。特にチーズや豆、穀物など安くて種類がいっぱいあって感動。デリコーナーからも離れがたい。日本にもあったらいいのに。 マイケルの家に帰って、ベンちゃんが公営プールに行くのにつきそう。 近所の子供達がいっぱい、歓声がこだまして、プールは巨大な遊び場だ。今日はジェニファーの友人がバカンス帰りに一泊するそうで、夜はイタリアンぽいごはんを作って4人で食べる。イタリアンだけどお酒は友達が日本から抱えてきたスペシャルな日本酒、おいしいお酒でシアトル最後の夜となりました。
2002.8.16 会社勤めの友達は今朝早く日本に帰っていった。 他に宿泊客がいないので朝ごはんはひとりかな、と思っていたらB&Bのオーナーとその彼氏と食べることになった。 今朝のメニューはエッグベネディクト、やったー、食べたかったのよ、と言ったら彼女も好きだそうでみんなでにっこり。 エドモンズを少し散歩してバスでダウンタウンにでる。 ボランティアパークはダウンタウンに近いキャピタルヒルにある公園。前回この近くのB&Bに宿泊していたので何度も訪れた場所。このまえは11月だったので公園は赤や黄色の秋色に染まりそれはとてもきれいだった。今は木も芝生も緑で印象は違うけれど、もういちど来れてすごくうれしい。木の下にビニールシートを敷いて寝ころんだ。 私の上の大きな木、さわさわと枝をゆらす風、陽のあたたかさ、草のにおい、青い空。 PEACEがいっぱいだ。やさしく静かで気持ちがいい。 いろんなことをひっくるめてサンフラン〜シアトルにきてよかったなあ、と思った。 バスでマイケルのうちに帰るとき降りるところをまちがえて迷子になった。 郊外の住宅地は家と家の距離があるから道を聞こうにもたいへん。どの家も庭があって、いくらシアトルといえども どかどか家に入っていくのは危険なので、遠いところから声をかけないといけない。 なんとか電話を借りて迎えに来てもらうことになった。夜はもういちど日本食。 てんぷら、鶏の照り焼き、茶碗蒸、梅干ごはんに味噌汁。そしてデザートはアメリカ人が大好きなアイスクリーム、これはもうお約束だよね。
2002.8.15 昼はダウンタウンでお買い物、マイケルのおうちに戻って裏庭でまたビール、あー極楽 極楽。ベンちゃんはミニプールで水遊び&お風呂。むっちり手足にぽっこりおなか、くるくる 巻毛のベンちゃんは最近"Thank you"って言えるようになったビューティフルベイビー。 いつも機嫌がよくて、ケチャップとマスタードをかけたハンバーグを食べる。 そして夕方からセイフェコフィールド、マリナーズVSレッドソックスの試合を見に行く。 外野の上段という甲子園ならディープな阪神ファンの指定席、小さくしか見えないけれど、 背番号51はまさしくイチロー、ここでも柔軟運動しています。さすがイチロー、好機にはきっちりヒットを打つから、えらいもんだと感心。イチローTシャツを着た現地の男の子もいっぱいで、人気は本物!を実感しました。球場は夕暮れの空と、緑の芝生がとてもきれい。 もりあがった球場でウェーブもできてうれしいー。
2002.8.14 フェリーに乗ってベインブリッジ島にあるブローデルリザーブに行く。 ここはかつて木材王ブローデルファミリーの家があった場所で、森や庭、池、牧草地などがあり、一周するのに2時間かかる広大な公園だ。 予約が必要で入場者数も限られており 自然のままの姿を残すためには手をかけていないようでしっかり手がかけられている。 静かな森の中の散歩、いろんな木と野生植物、鳥や生き物たち。池にかかる木の葉裏には、きらきら輝く水面が反射してゆらゆら光と影がゆれている。ひとつひとつの生き物たちが一緒になって全体を構成し、芸術を作っているような世界だ。 シアトルに戻って夜は外ごはん、レイズボートハウスは海に面した眺めのいいレストラン。 地元の新鮮なシーフードとシャンパンで乾杯して、メインはコロンビア川のキングサーモンにする。ピーチとバジルの甘いソースがサーモンによく合っていた。お酒もすすんで赤ワインもいっとこいっとこ。しかしこのあとブロードウェイ沿いのチョコレート専門店まで行き、チョコレートケーキを買ったもののあまりのボリュームと甘さにほとんど食べられない軟弱ものでありました。
2002.8.13 今日は私達がおもてなしする日本食パーティ。 朝からウワジマヤスーパーやホールフーズマーケットに行き、食材を仕入れる。 ウワジマヤはどでかい日系スーパーでたいがいの日本食材は手に入る。日本酒もここで購入。 ホールフーズは明るい店舗と新鮮な素材のオーガニックスーパーで私の大好きなスーパーだ。 メニューはマイケルとジェニファーの希望にそって、トラディショナルな日本食。といっても彼らの リクエストは焼きおにぎり、揚げだし豆腐、ほうれん草おひたし、きんぴら、たこ酢などの居酒屋 メニュー。日本にいたときの彼らの暮らしぶりがわかるというもの。 他に魚の塩釜グリル、マグロのたたき風サラダ、白和え、なすの煮物、しゃぶしゃぶ鍋、ちょっと フュージョンで韓国料理の九節板などなどを作る。 マイケルの友人達は親日家が多いせいか、蛸や牛蒡など普通アメリカ人が嫌がるものも『おい しい』と言って食べる。ほんまですか?パーティは6時半からスタートで、平日なのにみんな集ま ってくれる。これもパーティ文化かしら。
2002.8.12
私達が泊まっているのはマイケルの家から車で10分の海辺の町エドモンズにあるB&B。 シアトルにくるのは3回目だがいつもB&Bに泊まっている。B&Bはいわば民宿、ちょっと下宿気分でうれしい。 部屋の飾りつけ、インテリア、お庭などにオーナーの個性がでておもしろい。 今回のB&Bのオーナーは若い黒人女性で小さな男の子がいる。とてもキュートな人だ。お部屋は「マーサスチュワートリビング」って感じ。 そしてB&Bの楽しみは朝食、アメリカの朝ごはんが堪能できる。メニューは毎朝変わり、フレンチトースト、スコーン、 ワッフルなどの甘系のものに卵料理やソーセージ、フルーツやオレンジジュースがついて充実した内容、けど確実に 太りそう。宿泊客はファミリーがいたり、年配のカップルがいたり、みんなで朝のテーブルをかこむのでそれもまた楽しい。もっと英語ができたらって歯がゆく思いますが。
2002.8.11 今日からシアトル。空港には友人のマイケルが迎えに来てくれた。 マイケルは以前日本の高校で英語の教師をしていたので、NHK朝ドラの「さくら」の話をすると興味津々、ビデオを見たいというけれど、今の展開は見ておもしろいかな。 最近引っ越したばかりのマイケルのお家で奥さんのジェニファー、18ケ月の愛息ベンちゃんにHello! 昨日からシアトル入りの友達ふたりに合流、にぎやかになりました。 そして今日は新居お披露目パーティ。お昼から彼らの友人や近所の方が入れ替わり立ち代わりやってきます。ハウスウォーミングパーティはカジュアルに、料理は生野菜とディップ、チップスにフルーツ。ハンバーグやソーセージを各々がピクルスなどとバンズに挟んで、飲み物もクーラーボックスから好き勝手にとるというもの。 『何か作ろうか?』とたずねたら『いらない。ハウスウォーミングパーティは招く方も来る方も負担にならないこの形式がいいんだ』と言う。パーティ文化が根付いているアメリカに納得。 新居の裏庭はとても広く、日本なら建売住宅が3軒建ちそうなくらいの大きさ。杉の木に、りんごやチェリーの木があり、りんごは今が食べごろ、まさしくもぎたてフルーツ。裏庭のチェアにみんなで座りビールを飲んで くつろいで、シアトルでの1週間が始まりました。
2002.8.10 土曜はファーマーズマーケット開催の日、勇んで出かける。 オーガニックの野菜や果物、チーズ、ハチミツにジャム、肉や魚などさまざまな食材と花や苗。ベーカリーやカフェの出店もあり、たくさんの人で賑わっている。 試食をしながらひとつひとつ店をのぞく。トマトもジャガイモもピーチもいろんな種類があってワクワク、どれもほんとにおいしい。すごいシアワセ。芝生に座り、高層ビルとマーケットの景色を見ていると不思議。こんな街のまん中で、食品や農業に対するきちんとした考えのもと、ファーマーズマーケットは毎週開かれている。えらいなあ。売る方も買う方も楽しいヨロコビの場所だった。 サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)では"YES YOKO ONO"のエキビジョンをやっていた。 知っているようでまったく知らなかったオノヨーコ。 40年にわたるキャリアの回顧展、彼女の作品は見るものに心を開くことを勇気づけ、"YES"の答えを与える。忙しい旅行者でなければ一日中ここにいたいと思った。 おそいランチは『シェパニーズ』。 カリフォルニア料理の創始者アリス・ウォーターズの店は雑誌や本で紹介されており何度も来ているような錯覚をする。しかしそれは店のかもしだす雰囲気のせい、入口に木のベンチがある一軒家、働いている人の明るさ気さくさが客をくつろがせるのだ。オーガニック食材の持ち味をいかした料理とともに「食」に対する確かな意志が感じられた。
2002.8.9 ダウンタウンからバートに30分ほど乗ってバークレーへ。 緑にあふれた広大なカリフォルニア大学バークレー校をぷらぷらしたあと、『シェパニーズ』に行くものの、ランチも予約がないと入れずダウンタウンに引き返す。 『ハービボー』は乳製品や卵も食べないベジタリアン、ビーガンの店。 カジュアルなカフェスタイルのお店は中庭もあり若い人が多い。 フレッシュジュース、豆のスープはやさしい味。しかしブリトーにはびっくり。中に入っている玄米の量が半端じゃない。丼飯2杯はかるくありそう。ベジタリアンって聞くと一瞬ダイエットと混同しがちだけど量はしっかり食べてはります。 そして今日は夜もビーガン。『ミレニアム』はハイセンスな店として名高く、インテリアやスタッフはNYっぽい印象。お客さんもおしゃれしてきたって感じで気合いが入っている。 しかしお料理はけっこう滑稽。豆腐はもちろんのこと、海苔やひじきなどの日本食材を使うのがスノッブみたいで、お皿の上に寿司海苔をうやうやしく敷きサラダをのせているが、笑かしよるって感じ。 またアジアンな味付けが「いけてる」らしいが、唐突なココナッツソース使いは美味いとは言えんでしょうって感じ。 "a unique, creative, vegetarian gourmet dining experience "という店の紹介どおりで「楽しめた」という意味においては大満足。
2002.8.8
ロスで乗り換えサンフランシスコに到着。 空港からの高速道路にはサンフランシスコジャイアンツの看板、5人の選手の1番前で笑っているのは新庄だ。 ホテルはパシフィックハイツの住宅地にあり、オーガニック食料品店としては老舗の『リアルフードカンパニー』に歩いていける。店には食料品から日用品、自然薬品や書籍が並び、気取らない店構えだ。 さらに歩くと『グリーンズ』があるフォートメイスンにつく。 『グリーンズ』はベジタリアンフードの概念を変えたとされるレストラン、高い天井と大きな窓の明るい店内は活気にあふれ、夕暮れ時のゴールデンゲイトブリッジが見える。 前菜の「ガーデンサラダ」でいきなり実力を感じさせる。ロメインレタスがぴかぴか光っているように見えた。 いちじく、梨、ゴートチーズとの組み合わせ、柑橘系ドレッシングがそれぞれの風味をひきたててうまい。 主菜の「ブロシェット」はベジタリアンの定番。マッシュルーム、とうもろこし、トマト、ピーマンなどの野菜と豆腐の串焼きにクスクス添え。野菜の旨みがでて美味ながら、日本人としては豆腐の使い方にどうしても違和感が残るなー。
2002.7.12
今週見た映画。「アイ・アム・サム」は4才の女の子を持つH子さんお薦めの映画。 知的障害者を演じるショーン・ペンをはじめ芸達者が揃い、確実に泣かせます。 知能が7才児程度の父サムは、娘が成長し自分の知能を越え始めたとき、社会的に保護者としての責任能力を問われる。サムが大好きなビートルズのカバー曲がサントラ。 子役が安達祐美系でうますぎるのがちょっと気になるが、子供を育てるのは知能じゃなく圧倒的な愛情なのね、と思う。就寝前の本読み、芝生でのお昼寝など父娘の日常生活のシ―ンはうらやましいくらい。 弁護士役のミシェル・ファイファーの気持ちに共感。 もう1本、「MIBU」は理屈ぬきによくできたエンターテイメント映画。おもしろい。
2002.7.11
病院で眼の検診。手術した右眼の視力はまだ回復せず、使い捨てコンタクトをいれている。 右目だけで見ると小さく見えたりゆがんで見えるのをコンタクトが合ってないせいだと思っていたが、どうも手術の後遺症らしい。先生が外から見たかぎり異常はないので、網膜の細胞レベルでの問題とのこと。 『治るんですか』との私の問いに『慣れるでしょう』との答え。おいおい治らんのかいな。 視界の上のほうだけが小さく見えるので、例えば前から歩いてくる人の頭部が実際より小さく見える。 サラリーマンもおばちゃんも誰も彼も西洋人(?)みたいに頭が小さく八頭身スタイルに見える。 人のスタイルがよく見えるというのは弊害とは言えないかもしれないが、なんかへん。 ブティックの試着室にあるスタイルがよく見える鏡みたいだ。いいんだかわるいんだか。
2002.7.9 またまた酒匠勉強会、今日のテーマは「夏、日本酒を涼しく飲む方法」。 凍結酒、日本酒のカクテルもいいのですが、本日最も会員の興味を集めたのは鰻酒。 「鰻酒」とは、蒲焼を温めたどんぶりにいれ、そこに熱燗をたっぷりと注ぎ5分くらい蓋をしてから飲むというもの、後で鰻も食べるからこの時期にはぴったりのスタミナのつきそうなお酒。早速試してみました。が、が、悲しいかな、お酒も後で食べた鰻もいまひとつ。お酒も鰻も共に旨みがうすれたような残念な結果となった。 「これは骨酒のほうがええんちゃうか」「鰻やなくて鱧のほうが合うで」と意見がでて 次回は鱧の骨酒で再チャレンジすることとなった。 でもウケねらいとしては「鰻酒」けっこういいので、夏のパーティなどでお試しいただく価値はあるかも。
2002.7.7
大学時代のクラブの後輩が結婚、今日はお祝いの会がある。夕方から京都へ。 JRの車内では20才くらいの女の子2人が友人の妊娠話。『車内は公共の場です』と注意すべきかと思うようなナマな話てんこもり。ええんか、そんなことまで言うて、とドキドキした。 さて、後輩のお相手はレアもののピュアな男子。瞳をキラキラさせて愛を語る人。 『僕の彼女はスヌーピーに似てるんです』。そういえばTちゃんスヌーピーに似てるなあ。気つきませんでした。 ええなあ、ちゃんとTちゃんのいいとこ見てはる。お幸せに、ですわ。
2002.6.12
盲腸で入院している友人のお見舞いに行く。 ひと月前は、お見舞いにきてもらう方だったなんてちょっと感慨深い。 友人は金曜のサッカー日本戦を自宅で見たいからと、明日退院させてもらうそうだ。 たしかに病室でのサッカー観戦はちとさみしい。それに家だと、ビールも飲めるしね。傷口に悪そうだけどね。 私が小学生の時、サッカーに熱心な先生が赴任してきてサッカークラブを作った。 今では笑い話だけど、私は子供の頃からだが弱かった。小学校高学年になるにつれ元気になりサッカークラブにも 入っていた。写真は残っているけれどクラブ活動のことはよく思い出せない。 あの時の先生もワールドカップを見てるんだろうなぁ、とふと思い出した。
2002.6.11
酒匠勉強会、今日のテーマは「酵母の違いによる酒の味」。 「浪速正宗」で知られる浪速酒造さんに、米・水・磨きは全く同じながら、酵母が違うお酒を6種類ご提供いただく。 ワクワク試飲し、酵母の違いによって香りや味の個性が決まることを実感する。 そして今回は、ブレンドの楽しみも知る。酵母が違うお酒をかけあわせ、好ましいまろやかな味をみつける。 鑑評会で金賞をとるかどうかは、このブレンド技術がキメテらしい。 ちなみに浪速酒造さんは「味があって切れのある、飲み飽きしない酒を目指す」とのことです。
2002.5.17
退院。「もうちょっとおらしてもらったら」と親が心配するほどあっさり退院となった。 看護婦さんに 『ごはんちゃんと食べました?お通じはどうですか?』 と聞かれる生活もおわるかと思うとちょっとさみしい。去年の9月に建て替えたばかりの病室は、明るい・きれい・広い、のホテル仕様。 改善してほしい点は多々あるが、病院食もけっこういけた。いわゆる入院生活のストレスは少なく、8日という短期間のせいもあるが、快適だったともいえる。 もちろん退院できることはうれしい。医学の進歩、先生のスゴ腕、サポートしてくれた友人、、、おかげさまで、としみじみ思う。貴重な8日間だった。病院の静かな長い夜、ふしぎなやすらぎの時間、考えたこと、気づいたこと、新しい今日から目に見える形にしていきたいと思った。
2002.5.15 朝の診察で経過がよく、安静の指示が解除される。退院の話もでてくる。すごい。 この病院の眼科は人気が高く、白内障の入院〜手術は半年待ちだそうだ。緊急入院〜手術の人もいるし、経過さえ良ければ即退院の方針みたい。 おばさま達は病院の情報に詳しく、ここの眼科の評判やら、前の眼科部長のことやらいろいろ教えてくれる。さらに病棟内の情報にくわしいおばさまがいて、その情報屋おばさまは、どこどこの部屋にはこういう人がいるとくるくる病室をまわって情報を流している。 今日はシャワーの順番のことで同室のおばさまと情報屋おばさまがろうか中にひびく声で大喧嘩。喧嘩の捨て台詞が『あんたとは2度と口きかへん』 ひょえー、こわいですー。
2002.5.13
手術は午後5時から2時間、局所麻酔で意識があるからけっこう長く感じた。 主治医の先生と助手をつとめる先生の会話もみんな聞こえる。 リラックスしていたので、先生の会話にちゃちゃを入れたくなる。手術の途中で『どうしようかな〜』と悩む先生に(先生 がんばって〜)。ほしい器材が近くにない様子に(ちゃんと用意しとかなあかんがな)。助手の先生への『もうちょっと短く切って』の指示に(こら、助手。しっかりやってや)。とか言いたい私。 でもそんなん言われたら気がちるだろうし、黙ってました。(あたりまえ?) 手術は、剥離した網膜を冷凍・電気擬固、擬固することで網膜と下の組織に炎症を起こし瘢痕癒着させる。 孔にはシリコンの棒を眼球の外側に縫い付けて眼球をへこませ、裂孔の部分を下の組織に接着させるという方法で行われた。(らしい?)
2002.5.12 入院患者の半数以上は老人性白内障で平均年齢は60才をラクに越えているようす。 私の部屋は4人部屋。耳がとおいというおばさま達の会話は、話がかみあっていないのに 続いていくからおかしい。 ここではお互いを「おくさん」と呼びあう。名前をよく知る仲になっても「おくさん」でとおすんやと知らなかった世界に感心。(ちなみに私は独身なのを察して名前で呼ばれる) 『いや〜、おくさんの先生、かわいいねえ〜』 『そうやろ、肌なんてつるつるで、ぼんぼんって感じやで』と主治医のウワサ。患者は年配が多いが、先生や看護婦さんは若い人が多い。 とくに看護婦さんは4月に新人が10人はいったとかでモーニング娘状態。 でも年がいっても女心は変わらないもので、同室のおばさまは新しく入院してきたおばさまのことを、『あの人私よりだいぶおばあさんやね、腰曲がってるもの』と言っていた。 「私の方が若い」ということはいくつになっても主張したいことなのね、とまたまた感心。
2002.5.10
朝入院。予想以上に剥離がすすみ、右目はほとんど見えなくなっていた。 上からカーテンがおりてくるように視界がどんどん狭くなったが、それでも昨日まではまだ見えていた。 今日はカーテンが黒い緞帳になって視界は1/5、足元しか見えない。 3日前との数値の差に検査の人もびっくり。あわてたのは私。 『網膜の中心にある黄斑は視力の80%を担っていて、ここがいったんはがれると機能が戻らない可能性が高い』と言われていたので、こんなんもうはがれてるやんか、とびびる。 手術は3日後と決まっていたのだが、そんな先でいいわけ?と先生につめよった。 『ここまできたら、3日後でも今でも同じ』と冷静な回答。 『僕は手術でできるだけのことはするから、あなたは手術までにできるだけのことをして』と言われる。 私の任務は、網膜の孔からこれ以上硝子体が流れこまないように、食事やシャワーなどの時以外は、右を下にして横になっていることだった。原始的な方法やなあ、と思いながらも手術までの約3日間、起きている時も寝ているときもできるだけ右下寝の体位でいた。 簡単な任務ながらずっとはしんどい、でもこの任務遂行で、手術に対する気合いとか先生との信頼関係ができたように思う。
2002.5.7
昔クライアントの担当者から、目の前を蚊が飛んでいるように見えて手術をした、と聞いたことがあった。 2日前右目の視界に黒い点が見えるのに気づいたとき、その話を思い出し、やばいなぁと思った。 連休があけるのを待って病院へ、「網膜剥離(私の場合、網膜に孔があき、その孔から液化した硝子体が網膜の下にたまり、網膜が下の組織からはがれる症状)」、ベットが空き次第入院、手術と診断された。 しかし、このときは『手術しないで経過を見るという方法もある』と言われ、医者も私も余裕をかましていた。
2002.5.6 しばらくバタバタしていたので気づかなかったが、部屋の観葉植物「幸福の樹」に花がさいて いた。うわっ、びっくり。熱帯かここは。生命力あるなあ、感心感心。 映画「ハッシュ!」を見る。橋口亮輔監督の新作。 ゲイのカップル高橋和也と田辺誠一に、『結婚とか付合うとかではなく、あなた(田辺)の子供が ほしいの』と相談をもちかける片岡礼子。 こういう展開の映画はほかでもあったけれど、高橋×田辺の会話が生きている。 上映時間が 少し長いが、片岡礼子の役名が「朝子」だったこともあり、入れこんで見てしまいました。 けっこう感動作です。
2002.5.5
GWも終盤。ベランダ園芸の手入れ、部屋のかたづけが一段落してTVをつけたら 「なにわ金融道 ミナミの帝王」を やっている。竹内力をはじめ、私の美意識と大きくズレた映画なのについ見てしまう。 土曜の昼間にやっている2時間ドラマの再放送と同じ。『しょうもなー』と思っているのになぜか最後まで見てしまう。 TVって視聴者つかんでるよな。私がちょろいのか。
2002.4.29 宮崎の綾町にある「金土日」の「アイ ラブ バリ」展で3日間"バリ風料理"を作った。 今日はこの展示会の打ち上げ。大人14人、子供6人、にぎやかな顔ぶれ。 料理の用意でキッチンにもどっても、ベランダからずっと「あはは、あはは」と笑い声が聞こえる。いい大人たちがお互いにボケたりつっこんだり、笑いっぱなし。 晴れわたった空、あざやかな緑、ベランダには心地よい風が吹き、繕わない時間が流れる。まるでバリにいるようだ。あーおもしろかった。そして、今回手伝ってくれたまりさん、たてもとさん、なるみちゃん、ありまさん、Thanks!でした。
2002.4.17
雑誌「ミセス」5月号に載っている「花人・川瀬敏郎の暮しのエッセンス」はいい。 自宅住まいを紹介しているのだが、ベランダ・玄関・居間・床の間に和花、壁にはモダンアート、インテリアはイタリア家具、李朝の棚や膳、白磁・土器の器。ひょえー、かっちょいい。 『豪華な応接セットは精神にあわないのです』と語っているが、すごいよ、これ。 さすが白州正子が認めただけあるっす。いやー、参考になりました。(ほんまか?)
2002.4.14 最近見た映画。「ヘドヴィク・アンド・アングリーインチ」「フィラメント」「金色の嘘」。 「フィラメント」は作家辻仁成が監督、大沢たかお、井川遥が主演、「家族の再生」がテーマらしい。 しかしなにより美術家森村泰昌が出演していることがうれしい。 森村泰昌が演じるのは、大沢・井川の父親で女装癖のある写真館のおやじ。役柄は辻仁成の解釈した森村泰昌像ではあるが、美術作品のセルフポートレートや、女性に変身する過程もたっぷり見られてすごく得した感じ。} 辻仁成の描くものは正しいけれどストレートすぎて、ひいてしまいがちになるが、森村泰昌というリアリティーのない 存在がこの映画にリアリティーを作っているようだった。井川遥のネグリジェ姿もいいですよ。
2002.4.2 半袖TシャツでもOKな昼間、ベランダガーデナーは花の苗を植え、ハーブの種をまきました。冬のあいだすっかり枯れていたミントの鉢から新葉がもりもり。 ミントは大きな鉢に植えると雑草のように繁殖力が強い。強いといえばオリヅルラン。 葉の枝元からランナーといわれる枝が伸び、その先に子株がつき、あらゆるところに繁殖していく。気がつけばいつのまやらパキラの鉢に居着き、鉢を占拠し、パキラの方はどんどん小さくなっている。 例えるならば、電車の中で座席のちょっとの隙間に荷物を置き、そのうちどっかり座っている おばちゃんか。オリヅルランのパワーには脱帽。見習うべきかも。
2002.4.1 のんびりした昼間TVを見ていると、この時期やはり引越しのCMが多い。 引越しのご挨拶にはアタック、というのも。 『お酒やお菓子は好き嫌いがあるけれど洗濯しない家はないから』とアタックにしたワケを話すママに、『なるほどー』と納得するパパ達。洗濯しない家はないだろうけれど、もらってもうれしくないんだよ、と一人つっこみを入れる私。 合理的で賢い選択でしょ、と言いきられると、グレたくなる気分。そうじゃないんだよ、と小さい声でぶつぶつ。苦手なCMです。(とはいえ、過去のことを考えるとCM関係者のみなさんごめんなさい、です)
2002.3.22 日本一の名杜氏といわれる農口杜氏がつくる「常きげん」はおすすめの日本酒。 梅田で「酒肴人」というお店をしているT氏に教えてもらい飲んだとき、お米をみがくとはこういう ことか、と大吟醸がはじめてわかったような気がした。 菊姫を定年退職した農口杜氏の引退を惜しみ復帰を約したのが鹿野酒造。 農口杜氏は木造の酒蔵で手造りのお酒を造っている。大吟醸もさることながら、山廃純米吟醸も 濃淳ながらすっきりとした旨みのある逸品です。
2002.3.12 『粗食のすすめ』のような食生活とは一転して、昨日は食べるエステ「すっぽん鍋」に行った。 すっぽんの美容効果はあの叶姉妹のお墨付き。しかもすっぽんならではの滋味、歯ごたえ、味わいが楽しめ、とどめの雑炊でしみじみ満足するおいしさ。 おっほっほっほ、笑いがとまりませんわ、とばかり勢いづいて鍋のときから日本酒がすすみ、その後2軒はしごして、飲みに飲んだ。 2日酔いになってもおかしくないところをすっきり目覚めたのはよかったが、期待したほどの美肌効果がない。 あわわわ、どうやらすっぽん効果は美肌よりもアルコール消費活動にまわったようだ。あーもったいない。すっぽん行くなら飲みすぎ注意ですぞ。
2002.2.24 大阪に帰る私はみんなより一足先にバリとお別れ、いつものレストランでランチをして たくさんのお買い物の荷造り、バイバイしたらさびしい気分。 JALは荷物にうるさくないのがいいけれど、空港カウンターから関西弁とびかい、いやでも 日本モードに戻らされる。飛行機は最後尾の席、客室乗務員さんのおしゃべりが聞ける特典(?)ありでした。
2002.2.23 買い付けに同行していると、なんだかビジネスモードでバリの景色にも気持ちが広がらなくなったので、昨日はひとり流行のリゾートホテルに泊まりに行った。 「ワカ・マヤ」はサヌールの隠れ家的ロケーションにあり、バリ情緒たっぷり。バンガローは 東屋と庭つき、天蓋のあるベット、明るくて広いバスルーム、センスよく飾られたアンティークと、女性誌のバリ特集そのもの。エンヤの流れるスパでマッサージ、中庭のプールサイドで読書。やったね、っていう気分。でもね今朝、Kちゃんワヤンに迎えに来てもらい帰って、今回ご一緒しているYさんたちとごはん食べているとき、みんなと一緒のほうが楽しいなあ、って思いました。サヌールの海辺でぽーっとしているときも、気持ちいいなあ、、、てしみじみ感じて、バリの「気持ちいい」はいっぱいあるから、雑誌のバリ特集のパターンだけじゃないってことがよくわかった1泊でした。
2002.2.21 今日は遠出、サヌールから片道3時間かかるバリ東部の村トゥガナンまでアトゥ製品を買いに行く。アトゥという水草を編み燻したバックや小物入れなどの品はバリ雑貨人気の定番。 しかし、今日はKちゃんもコーディネーターのワヤンも風邪、車内で咳こむ二人。 ワヤンは近道をするために途中未舗装でラリーのような道を行き、ハードな買いつけだった。 ワヤンはKちゃんと5年ごしの知り合いで、買いつけになくてはならないコーディネーター。以前バリに住む日本人と付合っていたせいか、日本人との間の取り方がうまい、もちろん日本語ぺらぺら。しかし彼女とのことはふれてほしくない様子。しっかりしているし真面目なので、バリに行かれるならご紹介しますです。
2002.1.22 梅田ガーデンシネマで「メメント」を見る。10分前の記憶が消える記憶障害の男が、妻を殺した犯人を追う。 結末から過去に逆戻りの形式で映画はすすみ、まさに『試されるのはあなたの記憶』。 「よーし、がんばるぞー。」と気合を入れて見たが、理解度68%。 『うそを信じるな』にだまされる。(まだ見てないならキーワード) 映画館で元同僚を見かける。彼と話してすっきりしないところを解決したい、という気持ちがありつつも、私はヨレヨレのおうち服のまま出てきたので、もしごはんに行こうってことになったらコートぬ がれへん、とひとり妄想ふくらませ声かけずに帰ってしまった。残念。ご近所だからといって梅田の百貨店もおうち服で出かけがちな私、ちと反省。