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カトリーヌ・ララ「アラル」
EPIC RECORD ESCA 8157
タワー・レコードなど大型店でどうぞ見つけてください。
なお、CDには『アラル』のヴィデオ・クリップが
入っています。とても素晴らしい映像です。 |
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世界で4番目に大きかった湖、
琵琶湖の百倍、九州くらいの広さの湖が
中央アジアにあります。
かってのアラル海は塩分が少し混じった淡水湖で、
鯉やフナやなまずが生息する豊かな湖でしたが、
50年代に当時のソ連が灌漑用にアラル海の水を利用する計画で
流れ込む2本の大河を堰き止めることを実行しました。
25年で三分の一に干上がった湖は、
塩分が増えて魚はいなくなり、
気候が変化し、灌漑された用地は飛ばされてくる塩分を含んだ砂などで人々の健康にも悪く、農業用地としてもいい状態ではないそうです。
そのような死にゆく海の再生をテーマにして活動している
フランスの知的プログレッシブなミュージシャンが
カトリーヌ・ララです。[ Catherine Lara ]
クラシック・ルーツのヴァオリニストが、
《ディープ・フォレスト》のリーダー、エリック・ムーケとの
コラボレーションしたアルバムが発売されています。
コンセルヴァトワールで鍛えたクラシックのテクニックにプラスして、ジプシー風やケルト風の素晴らしいヴァイオリンは
いろんなイマジネーションを喚起させてくれます。
アルバムの3曲目はロシアの聖歌隊の歌が入った
『アラル』というナンバー、この長い曲をフランスのテレビ局TF―1がミレニアム・キャンペーンに使ったらしいです。
とても癖になりそうな忘れがたいミステリアスな曲です。
ジプシー・ヴァイオリンの『ジプシー・ティアーズ』
日本の姫神や喜多郎を思わせる『ブルー・ドーン』など、
中近東やケルト、アフリカのリズムなどが混在しながらも、
とても知的にインスパイアーしてくれそうな名盤だと思います。
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「フリットの何でも情報」と「快楽主義者の夜」のコンテンツに
感想などを送ってくれた人の中からラッキーナンバー7番目の方に
このCDをプレゼントいたします。
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