自然光が入る白い箱、ブーゲンビリアの花で縁取られたアトリエは彼のテイストでいっぱいでした。
Tapies やPollockといった力強い、
そしてコンセプチュアルなアーティストが大好きだというエンリク・リエラですが、
彼の描く絵画は自然を見つめる優しさにあふれています。
技法的にはフォルメンテラのビーチの砂をラテックスに混ぜたものでキャンバスに下地を作り、
それにアクリル絵具とオイルのミックスで彼独自の色を出しています。
モチーフは常に変わらず水平線や波、海といった自然、
そして桟橋やボートや舫など身近なものをシンボライズしています。